スペシャルインタビュー

ヴァイオリン相原 瞳 AIHARA HITOMI

MBS子ども音楽コンクール、重奏の部で二年連続文部科学大臣賞を受賞。
相愛大学在学中は東儀奨学金を4年間受け、音楽学部器楽学科を首席で卒業。
卒業演奏会、関西新人演奏会に出演。その後渡独、ケルン音楽大学を優秀な成績で飛び級卒業。ディプロマを取得。
第8回ならフレッシュコンサートオーディションに合格し、奈良市長賞を受賞。
逸翁美術館・マグノリアリサイタル、アメリカやフランス、ドイツ各国で音楽祭や講習会でのコンサートに出演。
院内コンサートでは神経内科医の岩田誠氏、音楽療法士の飯塚三枝子氏と共演。
これまで岡本智紗子・岩谷悠子・小栗まち絵・Gコシュータ、室内楽をHショウネンヴェグ、バロックをTハンヴィツアーの各氏に師事。
現在、奈良フィルハーモニー管弦楽団アシスタントコンサートミストレス、室内楽奏者、ソリストとして関西を中心に活躍しながら後進の指導にも力を注いでいる。

臨床音楽士講座を受けて

幼い時よりヴァイオリンを学び、日本とドイツの音楽大学を卒業しました。卒業後の演奏活動も20年となり、
発表会、コンクール、ソロ、オーケストラのコンサート等、様々な場で演奏を続けております。

会場があり、お客様に来て頂く形に疑問もなく過ごしてきました。私自身歳を重ね、両親の姿、病院や施設での演奏を通し、
今までのやり方で良いのか?音楽が持つ力や役割は何だろう?と思考するようになってきました。
また、時代が変わり音楽の担う役割も変化している中で、たくさんの生徒達の今後の音楽活動などを模索するようになりました。

今回『臨床音楽士』として一歩ふみ込み行動できることは、今まで思考してきた事柄が具体化され、クリアになる部分とまた新たな課題が見え、さらなる音楽の追求へと繋がり、時代にあった音楽の発展になると思っています。

臨床音楽士は、(今までお客様に来て頂いていましたが)自分からお客様の所に行きます。
これも時代にあった新たな一歩ですね。その上で大切なのは、対象者の方についてです。
講座では、代表的な病気・疾患について詳しく解説があります。患者さんの病気や状態を良く知ることで患者さんにより寄り添えます。そして知ることにより安心して向き合うことができ、
音楽の力や役割が見えてくると思っています。

この活動が新たな一歩だけでなく、皆さまに認知され地域に根付く活動になるよう尽力したいと思っています。

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